ロッテ43日ぶり連勝、チーム打率ようやく2割台 伊東監督「形はどうあれ…」

清田のサヨナラ打で勝利、涌井が突如つかまるも「勝ってよかった」

 ロッテの43日ぶりの連勝は“難産”だった。

 25日はヤフオクドームでのソフトバンク戦にようやく勝ったロッテ。26日のオリックス戦は初回に鈴木の2点適時打で先制。2回には9番吉田が右中間へタイムリー。2015年6月14日の巨人戦以来2年振りの適時打に「本当に久しぶり、久しぶり」と大はしゃぎした。

 3回も先頭・清田の二塁打を足がかりに井口が右前タイムリーで4点目。投げては涌井が6回までわずか3安打無失点に抑えていたが、7回に先頭モレルの二塁打から突然崩れて、5安打4失点で同点と振り出しにされた。

「今日は涌井も気持ちよく投げて、あのまま行くと思った。揃えすぎたね。アウトが欲しかったと思うが、急ぎ過ぎた」と伊東監督。サヨナラ勝ちになった前回登板、19日の楽天戦は気迫満点で、指揮官も褒めちぎっていたが、まさかの暗転だった。

 8、9回と大谷、内が懸命にしのいで勝ち越しを許さず、9回に清田がサヨナラ。指揮官は「昨日の勝ちを生かすためにも、今日が大事と思っていた。形はどうあれ、勝ってよかった」と胸をなでおろした。2桁安打でチーム打率も.201とようやく待望(?)の2割台に乗った。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY