サイ・ヤング賞右腕シャーザー、驚愕スライダーで圧巻13K「最大の変化」

パドレス戦で13奪三振、あと1死で完投逃すも、ほぼ完璧投球で5勝目

 ナショナルズのサイ・ヤング賞右腕マックス・シャーザーが26日(日本時間27日)のパドレス戦で13三振を奪う圧巻の投球を披露。8回2/3を3安打1失点2四球とほぼ完璧な投球で5勝目(3敗)を挙げた。MLB公式サイトはツイッターに13Kの動画を投稿。衝撃的な軌道を描くスライダーを「マックス・ムーブメント」と紹介している。

 1、2回に1三振ずつを奪ったシャーザーは、3回は3者連続三振の圧巻のピッチング。4回にシンフに一発を浴びるも、5回は再び3者凡退に仕留めた。6回は2奪三振、7回は1奪三振。ハーパーの15号ソロなどで5点の援護をもらう中、8回も2三振を奪い、11Kながら91球という球数の少なさで9回もマウンドに上がった。

 先頭ダーノーは三振。コルドバはヒット、ソラルテはストレートの四球も、マイヤーズは3球三振で13Kとする。しかし、シンフにカウント2-2から死球を与え、2死満塁となったところで降板。惜しくも完投は逃したが、グローバーがレンフローを空振り三振に仕留め、ナショナルズは5-1で勝利した。

 2013年にタイガースで、昨年はナショナルズでサイ・ヤング賞に輝いている右腕の圧巻の投球の動画をMLB公式サイトのツイッター「MLB GIFS」は「マックス・ムーブメント(最大の変化)」という一言を添えて掲載。名前の「マックス」にかけて、圧倒的な変化を見せるスライダーで三振を量産する様子を紹介した。シャーザーはこの日、13Kのうち、実に9Kをスライダーでもぎ取った。

 この登板を終えて、10登板で5勝3敗、防御率2.77、68回1/3で89奪三振とした右腕。今季もサイ・ヤング賞争いに絡んでくることになりそうだ。

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