イチロー同点打、インターリーグ通算363安打でMLB歴代1位ジーターに「1」

今季中に1位に躍り出る可能性も、メジャー通算は3040安打で歴代24位に「13」

 マーリンズのイチロー外野手は28日(日本時間29日)、本拠地でのエンゼルス戦に代打で出場。同点打を放つと、続く打者のホームランで生還し、9-2での勝利に貢献した。イチローはメジャー通算3040安打で歴代24位ロッド・カルー(3053本)まで残り13本としたが、インターリーグ(交流戦)でのヒット数では歴代1位まで「1」としたと、MLB公式サイトが伝えている。

 イチローは1点を追う5回に先発右腕ウレナの代打で登場。1死三塁の好機で、カウント2-2から相手先発シューメーカーのスプリットを巧みなバットコントロールでライト前に運んだ。同点タイムリーに、本拠地マーリンズパークは大歓声。続くリドルが右翼へ勝ち越し2ランを放つと、マーリンズは6回に2点、8回に3点を加えて、9-2で快勝した。

 イチローのヒットは10打席ぶり。今季4打点目となった。メジャー通算3040安打で、歴代24位のカルー(3053本)に残り13本まで近づいてきたが、“交流戦史上1位”にも「1」と迫ったという。MLB公式サイトは「イチローは単打でインターリーグ363安打とした。デレク・ジーターのメジャーリーグ記録まで残り1本」と伝えている。363安打は現役では当然トップの数字だ。

 マーリンズは6月14、15日に本拠地オリオールズ戦、7月25、26、27日には敵地レンジャーズ戦と交流戦5試合を残しており、イチローが今期中に史上1位に躍り出る可能性も十分ある。イチローは守備にはつかずに交代。打率は.161となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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