打撃では特に「実力のパ」!? 交流戦の首位打者は過去5年で4度がパ・リーグ

15年はハイレベルな争い、16年は交流戦MVPに輝いた打者が大ブレーク

【2015年】
1、秋山翔吾外野手(西武)打率.432、3本塁打、11打点
2、柳田悠岐外野手(ソフトバンク)打率.429、5本塁打、10打点
3、角中勝也外野手(ロッテ)打率.427、2本塁打、17打点

 ハイレベルな争いが繰り広げられた首位打者争い。この年、マートン(当時阪神)を抜きシーズン安打の最多記録を打ち立てることになる秋山が、4割3分を超える高打率で首位打者に輝いた。トリプルスリー達成と同時に首位打者を獲得する柳田は、僅差の2位。柳田はMVPも獲得、チームは交流戦を制し、その勢いで日本一にまで輝く充実のシーズンとなった。

【2016年】
1、城所龍磨外野手(ソフトバンク)打率.415、5本塁打、12打点
2、森友哉捕手(西武)打率.382、1本塁打、5打点
3、アルフレド・デスパイネ外野手(ロッテ)打率.381、1本塁打、9打点
3、鈴木誠也外野手(広島)打率.381、4本塁打、13打点

 記憶に新しい昨年の交流戦。なんといっても話題をさらったのは、MVPにも輝いた城所だろう。「キドコロ◯◯中」のフレーズと合わせ、この活躍で一気に知名度がアップした。「神ってる」でこちらも話題になった鈴木と並んで、3位につけたデスパイネ選手はシーズンを通してもキャリアハイのシーズンとなった。

 毎年シーズンの中で、流れがガラリと変わる交流戦。現状では下位に位置する球団にも、十二分に浮上のチャンスがやってくる。「実力のパ」の各球団がどのような戦いを見せるかとともに、柳田のようなニューヒーローや昨年の城所のようにブレークする選手が現れるかにも注目が集まる。

(記事提供:パ・リーグ インサイト

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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