ドジャースのプイグが「モンスターショット」 “自身最長飛距離”の137M超弾

今月18日の自己記録を再び更新、美技も見せて勝利に貢献

 ドジャースのヤシエル・プイグ外野手が28日(日本時間29日)、本拠地カブス戦で自身最長飛距離を記録する「モンスター」級のホームランを放った。この日は守備でも右翼ファウルゾーンでフェンスに激突しながら飛球をもぎ取る美技を披露。9-4での勝利に貢献した。

 まずは守備で見せた。7-4と3点リードで迎えた6回、カブスのリゾがライトへ大飛球を打ち上げた。これを猛然と追いかけたプイグは、最後はフェンスにぶつかりながら、客席に飛び込もうかという打球を好捕。大歓声を浴びた。

 そして、7回には打撃で見せる。1死二塁で3ボール1ストライクから右腕ロンドンの86マイル(約138キロ)のスライダーをフルスイング。完璧に捉えた打球は左中間スタンド上段に着弾する9号2ランとなり、地元テレビの実況も「ヤシエル・プイグがモンスターショットだ」と興奮気味に伝えた。

 MLBの解析システム「スタットキャスト」は、この一発の打球速度を107マイル(約172キロ)、射角は25度、そして打球の飛距離は450フィート(約137.2メートル)と算出。18日(日本時間19日)の本拠地マーリンズ戦で442フィート(約134.7メートル)&111.2マイル(約179キロ)の一発を放ち、自身最長飛距離を更新していたが、これを再び更新したことになる。

 今季は打率.227、9本塁打、27打点。貯金11で首位ロッキーズを1.5ゲーム差で追走するドジャースとしては、この男のさらなる活躍に期待したいところだろう。

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