ツインズ強打者「途方もない」美技 二塁方向から膝ついたままノーバン送球

ドージャーが見せた美技に「途方もないダイブ、途方もないスロー」

 ツインズのブライアン・ドージャー内野手が28日(日本時間29日)のレイズ戦で美技を見せた。

 本拠地での一戦に「1番・二塁」で先発出場。守備での見せ場は、1点ビハインドの5回だった。1死走者なしでレイズの9番スクレがセンター方向へ痛烈な打球を弾き返した。あらかじめ二塁寄りに守っていたドージャーは、セカンドベースのやや左を通過した打球をダイビングで掴み取ると、右膝をついたまま一塁に送球。ノーバウンドで一塁手マウアーのグラブに収まり、スクレがアウトとなると、ドージャーはニッコリと笑みを浮かべた。

 地元テレビの実況は「二塁後方の位置からブライアン・ドージャーのなんというプレーだ!」と興奮気味にまくし立てる。MLB公式サイトも試合のダイジェスト映像で「ドージャーの素晴らしいダイビングキャッチ」とのタイトルで動画を紹介。ツイッターにも動画を貼り付け、「途方もないダイブ、途方もないスロー、途方もないブライアン・ドージャー」と言葉を添えた。

 2014年は23本塁打、15年は28本塁打、そして昨年は42本塁打で99打点をマークするなど、強打の二塁手としてのイメージが強いドージャー。しかし、この日は守備で本拠地を沸かせた。

 試合は延長15回、6時間26分の大熱戦の末にレイズが8-6で勝利。ドージャーは打撃では5打数1安打3四球と4出塁を果たしたが、白星には繋がらなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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