育成出身25歳がソフトB救世主に? プロ初先発へ、工藤監督「今がチャンス」
ホークス右腕・石川が交流戦でプロ初先発へ、「当たって砕けろ、みたいな感覚」
ビッグチャンスが転がり込んできた。ソフトバンクの石川柊太投手。先発の台所事情が厳しい中で、31日の中日戦(ヤフオクD)でプロ入り初先発することが決まった。首脳陣から伝えられたのは29日。札幌から福岡へ戻ったヤフオクドームで通達された。
「チャンスといえば、チャンスですね。特に(感じたことは)ないですけど、ちょっと緊張感が出てきたかな」。報道陣が自身の声を求めているであろうことを感じ取り、自ら報道関係者が待つところに姿を見せて、こう語り始めた。
ソフトバンクの先発の台所事情は厳しい。先週には、水曜の摂津、木曜の中田、金曜のバンデンハーク、プロ初先発だった土曜の松本の4人が4試合連続で5回持たずにKOされた。摂津は登録抹消となり、水曜に出来た穴を埋める存在として白羽の矢が立った。
「今年は中継ぎで回って結果を出して、いずれは先発をやりたいというのはあった。早いなと思いますが、こんなに先発の人が立て続けに離脱するとは思っていなかった。チャンスだというのは感じています」。先週は4試合に登板しており、打者3人、9球を投げた27日の日本ハム戦(札幌D)から中3日。ブルペンにも入らず、初の先発マウンドに上がる。