イチロー今季中に現役1位“陥落”も 安打数猛追のベルトレが復帰&迫る偉業
イチローが復調すれば今季中のトップ維持は確実も…
一方、現在3041安打のイチローは出場機会が極端に少ないこともあり、今季はまだエンジンがかかっておらず、開幕50試合消化時点でわずか11安打の打率.169。シーズン162試合に換算すると、35安打ペース。開幕前時点の3030安打と合わせて、3065安打となる。
当然、イチローがこのままの打率でシーズンを終えることは考えづらい。イチローのシーズン最低安打数は15年の91本。今後、状態を上げてくれば今季中は1位の座を維持することになるだろう。
一方で、負傷をしっかりと治して、心身ともに“リフレッシュ”してシーズンに入ったベルトレが、例年以上のペースで安打を放つのか、それとも上手く波に乗れずに低調に終わるのかは分からない。ただ、開幕直後の低迷から脱しながら、その後もやや不安定な戦いを続けるレンジャーズをプレーオフ進出に導くため、精神的支柱でもある主砲がここから打棒を発揮する可能性は十分にあるだろう。
通算3000安打を達成すれば、ベルトレも米国野球殿堂入りはほぼ確実となる。ベルトレの方が6歳若く、4番手外野手としてチームを支えるイチローとは異なり、まだチームの主力として活躍していることから、いずれは現役トップに立つことになるだろう。将来の殿堂入り選手2人が今季中にどこまでヒット数を積み重ねるのか、注目が集まるところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count