ソフトB育成出身25歳、プロ初先発への決意「野球人生のターニングポイントに」

平常心を強調「普段以上のことはやれない」

 31日、中日戦でプロ初の先発を迎えるソフトバンク石川柊太。通達を受けた29日には「緊張感が出てきた」と語っていたが、登板前日30日の球場入りの際には「(昨日は)普通に眠れましたよ。今夜はわかりませんけど」と笑った。

 中日打線には「上位のところは気をつけたい」としながらも「ストライクゾーンにバンバン投げ込むだけです。コースに投げ分けるコントロールもないし普段以上のことはやれない。とにかく高さにだけは気をつけたい」と、これまでのリリーフ登板時と同じ平常心で臨む。

 この3連戦のヤフオクドームは屋根を開いてゲームを行うルーフオープンシリーズとなっているが、石川は「打球が飛ばないと聞いているので」とプラスに捉える。投球そのものも風の影響を受ける可能性はあるが「ZOZOマリンのようなものだと思えばいい」と気に留める様子はない。

 千賀滉大と同じ育成出身の右腕は「自分の野球人生がいい方向にいくようなターニングポイントにしたい」と、プロ初先発・初勝利に挑む。

【了】

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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