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新人遊撃手・源田の影響も 好調西武、失点減のメカニズムをデータから探る

西武が楽天、ソフトバンクを急追している。力のある打者の多く並ぶ打線に支えられた得点力という強みに加え、今季は失点を抑えることにも成功している。9イニングあたりの失点(失点率)では、トップの楽天3.22に対し3.57で2位。過去3年間にわたって失点率が4点を切っていなかったこと、またエースの岸孝之がFAで退団したことを考えると、少し意外な健闘に映るかもしれない。

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打のチームだった西武のディフェンスが向上

 西武が楽天、ソフトバンクを急追している。力のある打者の多く並ぶ打線に支えられた得点力という強みに加え、今季は失点を抑えることにも成功している。9イニングあたりの失点(失点率)では、トップの楽天3.22に対し3.57で2位。過去3年間にわたって失点率が4点を切っていなかったこと、またエースの岸孝之がFAで退団したことを考えると、少し意外な健闘に映るかもしれない。

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今季、失点を減らしている西武

 失点の増減に大きく関与するのは何よりもまず投手である。そこで西武の投手のパフォーマンスに関する数字を見ていくと、実はそこまで良いわけではない。tRA(true Run Average)という、投手が奪った三振や与えた四死球、打たれた本塁打、その他どんな打球を打たれていたかといったデータから、「平均的な守備力、巡り合わせの下であれば、この程度の失点になるであろう」と推定する数字は、楽天の3.47に対し西武は3.98。失点率以上に引き離されており、また実際の失点率よりも低い。現在の西武は投手の働き以上に失点“していない”状況にあるということになる。

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