イチローまた新たな歴史…メジャー通算2544試合出場で歴代単独47位に浮上

日米通算4320安打&日米通算2060得点目もマーク

 マーリンズのイチロー外野手が、また歴史の階段を1つ上がった。31日(日本時間6月1日)に行われた本拠地フィリーズ戦に「8番・右翼」で6試合ぶりに先発出場。これでメジャー通算2544試合出場となり、歴代単独47位となった。球団公式サイトが伝えている。

 イチローはこの日、左太もも裏の張りで休養を取った主砲スタントンの代わりにで先発出場。1回表の守備に向かうため、グラウンドを踏みしめた瞬間、メジャー17年目の現役最年長野手は静かに偉業を達成した。

 背番号51が前日まで肩を並べていたのは、今年殿堂入りが決まった名捕手イバン・ロドリゲスと通算612本塁打を誇る強打者ジム・トーミ。イチローはこの2人と2543試合で並んでいたが、この日単独47位に躍り出た。歴代46位にはポール・ウェイナー(2549試合)、45位にはオジー・スミス(2573試合)と続く。

 試合でも、4回無死一塁で迎えた第2打席でライト前ヒットを放ち、メジャー通算安打数を「3042」に伸ばした。歴代25位のロッド・カルー(3053本)まで残り11本となり、日米通算では4320安打となった。また、後続の適時打で生還も果たし、日米通算2060得点目をマーク。試合に出場してアクションを起こすたびに、イチローはメジャー史にその名前を刻み続けている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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