古巣相手に痛恨KO ホークス中田に滲む覚悟「次がラストチャンスだと思う」

自身3連敗に中田「よくはないですね」

 ソフトバンクの中田賢一投手が3戦連続のKOを食らった。1日の中日戦(ヤフオクD)。6回途中4失点でマウンドを降り「結果、こういう形ですから、(内容も)よくはないですね」と肩を落とした。

 初回に先頭の大島から、荒木、藤井と3連打を浴びて、先制点を献上すると、4回にはゲレーロに4戦連発となる13号ソロを被弾。6回は藤井に中前安打、ビシエドに四球を与えて無死一、二塁とされ、ゲレーロには右中間フェンス直撃の適時打を浴びた。ここでマウンドを降りたが、2番手の飯田が代打・福田に右犠飛を許して追加点を奪われた。

 5回0/3で7安打4失点。2013年まで在籍した中日相手に、悔しいノックアウト。これで3回途中7失点だった5月20日の西武戦(メットライフ)、4回7失点だった25日のロッテ戦(ヤフオクD)に続いて3試合連続のKOで3連敗となってしまった。

 前回登板後は、チームの札幌遠征にも帯同し、投手コーチの下で状態の改善に取り組んできた。だが、結果には繋がらず「状態は少しは良くなったけど、ゲームでまだまだ出ていない部分がある。球の強さ、まだバラバラなので、いいボールをもっと投げ込める状態にしないといけない」と語った。

 2日からの横浜遠征にも帯同することになり、次週も先発のチャンスは与えられる見込み。「次がラストチャンスだと思う。しっかり結果が出るように調整していきたい。投げさせてもらっている以上、結果を出して、その思いを返していきたい」と、背水の覚悟を示した。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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