過去にイチローら2人だけ 現地メディア注目、ヤ軍新星は歴史的偉業なるか

大ブレーク中のジャッジ、「MLB史の中でルーキーがMVPを獲得したのは2回

 メジャー2年目を迎えているヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手の歴史的偉業達成に現地メディアが注目を寄せている。

 25歳の有望株は今季大ブレーク。ここまで49試合に出場し、打率.326、出塁率.427、17本塁打、38打点と好成績を収めている。本塁打は両リーグトップでOPS(出塁率+長打率)も1.107と両リーグ通じて4位。「3番・右翼」でスタメン出場した1日(日本時間2日)のブルージェイズ戦でも初回に先制タイムリーを放つなど勝利に貢献した。

 大爆発するジャッジに「ヤンキース新人が歴史的MVPに挑む」と特集を組んだのはカナダのテレビ局「TSN」電子版。「MLBの歴史の中でルーキーがMVPを獲得したのは2回しかない。1975年のボストン・レッドソックスのフレッド・リンと、2001年のシアトル・マリナーズのイチローだ」と伝え、ここまでジャッジが刻んでいる圧巻の成績を紹介した。

 同選手は打撃だけでなく守備でも話題を呼んでおり、先月21日のレイズ戦ではロンゴリアの右中間への痛烈なライナーを豪快にダイビングキャッチ。MLB公式ツイッターで「ジャッジがホームランをぶち込むのは確かだ。ただ、彼の守備についても語ろう!」と伝えるなど、攻守で注目を浴びている。

 ア・リーグではそのほか、アストロズのアルテューベやコレア、エンゼルスのトラウト、レッドソックスの左腕セールらがMVP候補に挙げられている。まだシーズン序盤だが、ジャッジが際立った活躍を見せているのは確か。今後の活躍に注目したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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