巨人、球団史上5度目の9連敗 村田が350号満塁弾も…3試合連続で“空砲”に

セ防御率1位の田口は5回5失点でKO、オリックスは交流戦無傷の5勝で6連勝

 巨人は3日、本拠地でのオリックス戦に4-5で敗れ、泥沼の9連敗を喫した。セ・リーグ防御率1位だった先発田口が初回に4点を失うなど5回5失点。村田修一内野手が6回に史上29人目の通算350本塁打となる満塁弾を放ったが、反撃はこの一発のみに終わった。オリックスは交流戦開幕から無傷の5勝で6連勝とした。

 田口は初回、武田、安達のヒットなどで1死一、三塁とされ、小谷野のニゴロの間に先制点を献上。2死一、三塁からT-岡田には右中間スタンド上段への3ランを浴び、初回に4点を失った。

 2回から3イニング連続で無失点に抑えるも、5回には1死から死球とレフト前ヒットで一、二塁とされ、中島にはセンターに運ばれて5失点目を喫した。

 打線は5点を追う6回、無死満塁の場面で村田が左腕・松葉のフォークを捉え、左翼席中段へ豪快な満塁弾。打った瞬間にそれと分かる完璧な当たりで3試合連続本塁打とし、掛布雅之(通算349本塁打)を超える節目の通算350号とした。

 しかし、反撃はここまで。オリックスの救援陣を打つことが出来ず、巨人は06年7月4〜14日以来となる球団史上5度目の9連敗。得点は村田の満塁弾による4点のみで、3試合連続本塁打も“空砲”に終わった。巨人の球団ワースト記録は75年の11連敗。これで、あと「2」となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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