ダルビッシュ2戦連続一発に泣くも指揮官は信頼「持ち球全てダイナミック」

4敗目の右腕について「カットとスライダーの切れがよくなかった」

 2日(日本時間3日)のアストロズ戦は初回から球数がかさみながらも、5回3失点と粘投したレンジャーズのダルビッシュ有投手。前回5月27日ブルージェイズ戦に続いて一発に泣き、チームも最後は1-7と大敗したが、レンジャーズのバニスター監督は試合後に失点場面を振り返り「球が高めに浮いたと思う」と分析した。

 この日は序盤からアストロズ打線に粘られ、初回だけで21球を要するなど球数がかさんだ。それでも4回まで毎回走者を背負いながらも無失点に抑える粘投。5回も2死まで順調に奪ったが、2連打を許した後でコレアに3ランを浴び、黒星を喫した。

 バニスター監督は、この日のダルビッシュについて「おそらく本調子の制球ではなかった。カットとスライダーの切れがよくなかった」と分析。5回に3点弾を許したコレアへのスライダーについても「切れがなかった」と振り返った。

 ダルビッシュは、3回2死一、二塁の場面で、コレアを高め速球で空振り三振に仕留めていたが、5回にはスライダーを捉えられた。試合後、この配球について指揮官に質問が飛んだが、バニスター監督は「球種の選択に疑問はない。彼は全ての持ち球がダイナミックで、平均以上の球種を複数持つ選手。配球が問題ではなく、切れが問題だった」と、エース対する揺るがぬ信頼を寄せた。

 一発に泣く形で2連敗を喫したダルビッシュだが、次回こそは圧巻の投球でチームを勝利に導きたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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