清宮幸太郎、狙い澄ました高校100号弾「最後だから真っ直ぐ来るかなと」

豪快な場外弾に「自分らしい、いい当たりが出てよかったです」

 早実・清宮幸太郎内野手が4日に行われた愛知県招待試合、第2試合の亨栄戦で史上2人目となる高校通算100号を放った。試合後にテレビインタビューに応じたスラッガーは、5点を追う9回の最終打席に飛び出した1発に「最後の最後に出てよかったです」と笑顔を見せた。

 9回1死走者なしの場面で打席に立った清宮は、亨栄・早矢仕の投げた初球ストレートを豪快に振り抜き、右中間スタンド場外に飛び出す特大アーチとした。「最後だから真っ直ぐ来るかなと思って」と狙い澄ました1発。「100本目で自分らしい、いい当たりが出てよかったです」と話した。

 清宮は前日3日の中京大中京戦で高校通算97、98号、桜丘戦で99号を放ち、100号に王手を掛けていた。だが、この日は第1試合の至学館戦は、4打数無安打1三振1四球。第2打席の亨栄戦も9回まで3打数2安打と本塁打は出ていなかったが、最後の最後で決めた。

 通算100号を打った実感を問われると「そんなに打った感じはないんです。あんまり実感ないです」。印象的な本塁打を問われると「いっぱいありますけど、甲子園のが気持ちよかった。あと、今日のですね」と笑顔を浮かべた。

 これから最後の夏に向けて、予選を戦うことになる。「調子も上がっているので、チーム力と共に、さらにレベルアップして夏を迎えたいです」と健闘を誓った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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