ソフトB上林が圧巻レーザー、ハム大田も好守連発 交流戦で飛び出した美技

圧巻の強肩を披露した上林

 交流戦が始まった先週のプロ野球では数多くの好プレーが飛び出した。5月30日にはヤクルトの坂口がオリックス戦で好送球を披露し、本塁突入を狙った宮崎を補殺。6月1日の同カードではオリックス・ロメロの放った打球が急激に変化する中、ヤクルトのショート大引が横っ飛びの好捕を見せた。

 そんな中、パ・リーグ公式動画配信サービス「パ・リーグTV」では先週の好守ベスト20をピックアップ。楽天ウィーラーや西武・中村のサードの好守などが選ばれる中、日本ハム大田とロッテ鈴木が2プレーで選出された。

 二塁を守る鈴木は1日の阪神戦の7回2死一、二塁の場面で阪神・高山のライト方向へ打球を背走しながら好捕したプレーなどが選出された。この場面では右翼の清田も突っ込んでくる中、滑り込みながら見事に打球をグラブに収めており、ギリギリで接触を回避しての好プレーだった。

 また左翼の大田は5月31日DeNA戦で見せた補殺のほか、1日のDeNA戦の3回に見せたスーパーキャッチが2位に選出された。桑原が放った打球に素早く反応し、頭上を越えようかという打球に跳び上がりながら懸命に左手を伸ばし、好捕した。この美技には札幌ドームも騒然となった。

 1位に輝いたのはソフトバンク上林が右翼の守備で見せた圧巻のレーザー送球。先月31日の中日戦の5回2死二塁の場面で荒木が放った右前安打に素早く反応すると、本塁へノーバウンドでストライク送球を見せ。二塁走者の大島の本塁生還を阻止した。

 ホークスで4年目を迎えた21歳は今季大きく飛躍しており、ここまで52試合に出場し、打率.317、8本塁打、26打点、5盗塁をマーク。その打撃だけでなく、守備でも存在感を放ったシーンだった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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