ロッテが待望の大砲ペーニャ獲得 伊東監督は期待「うちは凄く打たれてた」

指揮官は映像もチェック「体も絞れていた」、来週半ばに合流「時間はかからない」

 ロッテ待望の長距離砲ウィリー・モー・ペーニャ内野手(35)獲得を受け、伊東監督は6日の中日戦前に「大砲が欲しかった。クリーンアップが固定できなかったが、経験、実績があり、絵(ビデオ)を見た感じ、身体も絞れていたようだし、自分なりにトレーニングをしていたようだ。戦力になってくれたら」と期待感をにじませた。

 最下位からの浮上のカギは、一発病に悩むバッテリーの防御率改善はもちろんだが、何と言っても得点力のアップだ。指揮官は、5月中旬に渡米した松本編成部長がタンパでペーニャをトライアウトした際の映像をチェック。「(実戦形式で、変化球も含めた)ミックスで真剣に投げた球を打っていた。変化球をさばくのは上手だし、当たればとんでもない飛距離」と評価する。ロッテ指揮官に就任した2013年から3年間、ソフトバンク、オリックス、楽天に在籍していたペーニャと対戦経験があり、「うちは凄く打たれていた」と振り返る敵の長距離砲が味方に加わるわけだ。

 伊東監督は「日本の野球はわかっている。(慣れるのに)時間はかからない」と即合流を示唆。来日は今週中の予定で、早ければ交流戦最後のDeNA戦か、巨人戦でラインアップに加わる。契約金は30万ドル(約3300万円)。林球団本部長は「これで支配下選手は69人。(戦力補強は)一旦これで様子をみる感じになる」と話した。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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