右もも裏張りの日ハム近藤は出場も 指揮官「もちろん行かせます」

広島と昨季日本シリーズの再戦「周りはそう言うけど…」

 日本ハムの栗山英樹監督が6日、本拠地での広島戦に向けて総力戦を示唆した。

 公式戦では、昨年の日本シリーズ以来の対戦。「周りはそう言うけれど、そんなこと言っていられない。打線は一番いいし、どうやって試合をつくるか」と、まずは初戦を取ることしか頭にない。

 本拠地で広島、巨人を迎える6連戦の初戦になる。「(多くの)ピッチャーを使うと大変なことになるけれど、怖がらず目一杯いく。試合に勝たないといけない。(先発投手には)長く投げるよりも先に点をやらないこと。今日は1日休んでいるので全員行こうと思えば行ける」と力を込めた。

 右ハムストリングの張りで4日の阪神戦を欠場した首位打者の近藤健介捕手も起用予定だ。「もちろん行かせます。チームは今頑張らないといつ頑張るんだよという時。ピッチャーもそういう使い方をするわけだし」と話した。近藤はこの日、アップ、フリー打撃を行った後、レフトフェンス際でダッシュの確認した。練習後には「大丈夫」と明言。スターティングメンバーからは外れたが、代打として出場準備を進める見込みだ。

 2連覇に向けて首位を走る広島とは対照的に、借金8を抱えて5位と低迷する日本ハム。交流戦での浮上を目指す上で大事な試合になる。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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