日本ハムが逆転負けで3連敗、栗山監督「明日からしっかりやります」
打球直撃も6回1失点の先発加藤に「あそこまで頑張った」
日本ハムは6日、本拠地での広島戦に3-4で逆転負けを喫した。先発の加藤は2回に新井の打球が左ふくらはぎに直撃するアクシデントに見舞われるも、6回6安打1失点の力投。だが、7回に2番手宮西が守備の乱れから3点を献上して敗れた。
打線は、2回に大野の適時打で2点を先制。6回にも大田がタイムリーを放ったが、7回以降は広島の救援陣に得点させてもらえなかった。右ハムストリングに張りを訴えていた近藤は7回に代打出場したが、一塁フライに倒れた。
3連敗を喫した栗山英樹監督は「勝たなきゃいけない試合だったので、すみません」と謝った。
――最後まで手を尽くした試合。1点差だったが。
「勝たなきゃいけない試合だったので、すみません」
――加藤投手は打球が当たるアクシデントがあり、交代の時期が難しかったのでは。
「痛いだろうが、あそこまで頑張ったと思います」
――あそこまで行くのは予定通りか。
「予定は完封するのが予定です」
――様子を見ながら悩んだのでは。
「ただ、今日は途中から大丈夫な雰囲気があった。我慢できているなと思ったので」
――大野選手や大田選手が打った。あの辺りは光があったのでは。
「光があっても、勝たなきゃいけないので。よく打ってくれたとは思いますけど」
――近藤選手は代打で出場したが、しばらくこの形になりそうか。
「様子を見ながらですね」
――今日はスタンドが埋まっていた。ファンに向けて。
「去年の日本シリーズ、選手たちも思い出したところあると思いますけど、とにかく勝つしかないので、明日からしっかりやります」
【了】
石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa