ソフトBが3カード連続勝ち越し、前夜に“珍サヨナラ打”の柳田が豪快2発

石川は好投で2勝目、ヤクルトは山田&バレ&グリーンで計8三振で交流戦7連敗

 ソフトバンクが交流戦3カード連続での勝ち越しを決めた。7日のヤクルト戦(ヤフオクD)。柳田に12号3ランが飛び出すと、先発の石川が6回までに12三振を奪う快投を見せて、4-1で快勝した。

 豪快な一撃が試合を動かした。両チーム無得点で迎えた3回。1死から甲斐、川崎が連打で一、二塁のチャンスのチャンスを作ると、柳田が快音を響かせた。ヤクルト先発の石川が投じた初球の甘いスライダーをフルスイング。打った瞬間に本塁打と分かる打球は、右翼スタンド上段へ届く推定飛距離145メートルの特大の先制3ラン。前夜は推定飛距離10メートルの適時内野安打でサヨナラ勝ちに導いた大砲の“らしい”一発で3点のリードを奪った。

 柳田は8回にも左中間ホームランテラス席に13号ソロを放ち、この日2本塁打、全4打点を稼ぐ大暴れだった。

 投げては今季2度目の先発となった石川が6回2安打1失点の好投で2勝目。5回にソロ本塁打を浴びたものの、それ以外に危ないシーンすら無し。6回終了で降板するまで、わずか2安打に封じ、18個のアウトのうち、12個を三振で奪った。7回からは森、岩崎、サファテと勝利の方程式で逃げ切った。

 ヤクルトは、引き分けを挟んで交流戦7連敗を喫した。先発の石川は6回6安打3失点。柳田に3ランを浴びながらも、粘りの投球を見せていたが、打線がわずか3安打では援護出来ない。1番に入った山田が2三振、スタメン復帰したバレンティンが3三振、そして新助っ人のグリーンが3三振とブレーキになった。

 【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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