ホークス工藤監督、20安打15点の猛攻にご満悦「連打、長打で点を取れている」

ヤクルトに大勝&貯金「16」

 ソフトバンク打線が大爆発した。8日のヤクルト戦(ヤフオクD)。デスパイネが1試合2本塁打、柳田が2戦連発の本塁打を放つなど、先発全員安打で今季最多の20安打で15得点を奪う圧勝。3タテに成功した工藤公康監督は「得点と取るところの繋がりが非常にいい。連打、長打で点を取れているのがいい」とご満悦だった。 

 初回に柳田の犠飛で幸先良く先制に成功すると、3回にはデスパイネに17号2ランが出るなど、打者一巡の猛攻で6得点。4回に柳田が14号ソロを放ち、6回はデスパイネの18号ソロ、松田に11号2ラン。8回にも鶴岡に今季初アーチとなる1号ソロが飛び出した。柳田が2安打3打点、デスパイネも2安打3打点と主軸を中心に次々に得点を生んだ。 

 先発の中田は3戦連続KO中だったが、この日は7回まで4安打無失点と好投。5四死球を出し、毎回のように走者を背負ったが、ヤクルト打線の低調ぶりもあり、約1か月ぶりとなる4勝目をマーク。苦しい日々を送っていた右腕を、指揮官は「球の力はある。もう少し自分を信じて投げてくれればいいのに。もったいない。もっと強い気持ちを持って投げてくれればいい」と評した。 

 大勝で、貯金は今季最多の16となり、交流戦でも6勝2敗でオリックス、広島と首位に並んだ。「常に勝ち越しを目指して、また次の3連戦を勝ち越していけるようにしたいと思います」と指揮官。強烈な力量を見せつけたソフトバンク。3年連続の交流戦制覇に突き進んでいる。 

【了】 

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY