ハム浦野が初黒星、吉井コーチが振り返る“嫌な予感”「マウンドに行けば…」

浦野が今季初黒星も吉井投手コーチは投球評価「いいボールを投げていた」

 日本ハムは8日、本拠地で広島に3-5で敗れて今季3度目の5連敗を喫した。初回に鈴木に先制2ランを許した先発の浦野博司投手は7回途中8安打4失点。粘投しながらも今季初黒星となった。

「2球失投があったが、それ以外は良かった」と浦野のことを評価した吉井理人投手コーチが責めたのは、自分自身だった。5回、菊池の内野安打で2死一塁、二塁となった場面。「内野安打で悪い流れになったのでマウンドに行けば良かった」。

 次打者の丸に初球の直球を右中間二塁打されて、2点を追加された。嫌な予感があっただけに、タイムを取らなかったことを悔やんだ。

 今季、右肩痛から2年ぶりに復活した浦野は、コンディションを整えるために、1回ローテションを飛ばして中12日での登板だった。

 吉井投手コーチは「いいボールを投げていたと思う。予定通り(登板間隔を)空けてよかった。あのボールならずっと先発でいける」と今季右肩痛から復活した苦労人にさらなる期待を寄せた。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY