20戦連続H&交流戦6発17打点のホークス柳田 工藤監督が見る好調要因は?

柳田はチームメイトに感謝「みなさんのおかげ」

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が、連続試合安打を20に伸ばした。8日のヤクルト戦(ヤフオクD)で2戦連発の14号を放つなど、2安打3打点。3日連続のお立ち台では「(状態は)ボチボチです。(川崎)ムネさんや(明石)健志さん、(川島)慶三さん、(今宮)健太がチャンスを作ってくれる。みなさんのおかげで、僕の打点もどんどん上がっていってます」とチームメートに感謝した。

 初回1死三塁で中犠飛を放って先制点を生むと、3回1死二塁では右翼フェンス直撃の適時打。4回には右中間へ2戦連発となるソロ本塁打を放った。

 交流戦だけで、6本塁打17打点を荒稼ぎし、本塁打はリーグ3位、打点も49まで伸ばしてデスパイネに次ぐリーグ2位に浮上。背番号9の好調な打撃に、工藤公康監督も「いい感じできていると思います。本人も打つべきボール、打つべきではないボールの見極めがしっかり出来ている」と目を細める。

 5月11日のオリックス戦(ヤフオクD)で.234まで沈んだ打率も、この日で.307に。一時期の低迷を脱した要因を、指揮官は「悪い時は体が前にいって後ろに下がる。ブレが大きい。それが今はないから捉えられるのだと思う」と分析する。

 ここ最近のヒーローインタビューでの決め台詞となっている「穏やかな心。それです」を発した柳田。目下、絶好調の背番号9。今の柳田と対峙する相手投手の心中は、きっと穏やかではないだろう。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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