ヤクルト5年ぶり10連敗…ルーキー星の粘投実らず、真中監督は貧打嘆く

真中監督「何とかストップしないと」

 ヤクルトの連敗地獄が止まらない。10日の敵地ロッテ戦。連敗ストッパー役にルーキー右腕・星をたてても黒星街道を抜け出せなかった。1-4で敗れ、交流戦白星なしで5年ぶりの10連敗となった。

 星は5月7日のDeNA戦で4連敗を阻止して今季初勝利。5月28日の中日戦でも5連敗を阻止して2勝目を挙げたが、この日のロッテ戦では連敗ストッパーの大役は果たせなかった。2回に田村に先制の犠飛を許したが、148キロの速球を軸に粘ってロッテ打線にあと1本を許さなかった。13メートルの強風に5四球と制球を乱したが、4回まで最小失点でしのぎ、味方も5回に西田の中犠飛で同点とした。

 しかし5回2死一、二塁でダフィーを迎えた場面で、真中監督は星をあきらめ、石山に継投。その石山は6回につかまって、結局、田村に決勝の適時打を許した。

「星より打線。結局1点しか取れない。ここを打破しないと」と真中監督。「オーダーは変えます。何とかストップしないと」。

 不振の山田は8回、左中間二塁打で突破口を開きかけたが、継投で逃げ切られた。11日はロッテのルーキー佐々木を攻略し何としても連敗阻止をしたいところだ。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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