ホークス高谷抹消で14年ドラ2捕手緊急昇格へ、工藤監督「結果は問わない」

10日の阪神戦で骨折の高谷に工藤監督「厳しいね。抹消します」

 ソフトバンクの高谷裕亮捕手が11日、出場選手登録を抹消される。10日の阪神戦(ヤフオクD)でファウルチップを右手中指に当てて負傷。同日、福岡市内の病院で検査を受け「右手第三指末節骨骨折」と診断されていた。

 11日の同戦前に、工藤公康監督が「(高谷は)厳しいね。抹消します。爪も浮いているし、切れているところもある。第一に折れているし」と、怪我の状況を明らかにした。

 今季、41試合(先発は32試合)に出場していた高谷。バンデンハークや中田といった中堅どころの投手と、主にバッテリーを組んできたが、チームにとっては手痛い離脱となる。今後は治療を最優先する。

 高谷に代わって、3年目の栗原陵矢捕手が出場選手登録され、初の1軍昇格を果たす。今季ウエスタンリーグでは打率.301をマークし、プロ7年目の山下斐紹を上回る29試合でマスクを被っている。

 2014年のドラフト2位捕手について、指揮官は「マスクを被ることがあれば、結果は問わないので、ミーティングをした通り、リードしてくれたらいい」と語っていた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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