ソフトBデスパが右太もも裏肉離れで抹消へ 全治未定、首脳陣は苦渋の表情

負傷者相次ぐホークス、工藤監督「いるメンバーでやるしかない」

 ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が、12日に出場選手登録を抹消されることになった。11日の阪神戦(ヤフオクD)で右太もも裏を負傷。試合中に福岡市内の病院で検査を受け、右太もも裏の肉離れと診断された。12日からの東京、広島への遠征には帯同せず、治療に専念する。全治期間等は、まだ不明で、後日、再検査を受ける予定だ。

 3回の攻撃だった。1死から打席に立ったキューバ人助っ人は四球で出塁。中村晃の中前安打で二塁へ進んだ。松田が右翼フェンス直撃の当たりを放つと、ここで異変が起きた。三塁ベースを蹴ったところで突然、苦悶の表情を浮かべる。足を引きずるようにして、なんとか本塁を駆け抜けたが、この時に右太もも裏を肉離れしていた。5回に回ってきた打席で、代打・ジェンセンが送られた。

 試合後に病院から一旦戻ったデスパイネは無言で帰りのタクシーへと乗り込んだ。4番を担っていた内川も頚椎捻挫で離脱中で、藤本博史打撃コーチは「ダメ。無理してひどくなるようではいけない。症状は軽いみたいだけど、無理して重くなったらダメだから。4、5番がいないのは大変だけど、交流戦はそれでやるしかない」と苦渋の表情。工藤監督は「交流戦明けに戻ってこれたら最高だけど、完治を優先させる。次起きないように完治させたい。いるメンバーでやるしかない」と語った。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY