青木がダルビッシュから“技あり”盗塁で互いに笑み 米記者「良き友人から盗んだ」

セットポジションに入ったところでスタート、ダルビッシュは「ノールック」で投球

 レンジャーズのダルビッシュ有投手と、日米通算2000安打を達成したアストロズの青木宣親外野手が12日(日本時間13日)に対戦。3回の第1打席で青木はニゴロに倒れたものの、直後に盗塁を決めた。

 ダルビッシュは3回1死まで打者7人を抑える完璧投球。しかし、8番ブレグマンには四球を与え、1死一塁で9番青木を打席に迎えた。ニゴロに倒れたものの、併殺にはならずランナーが入れ替わる形に。そして、一塁走者の青木が仕掛けた。

 続くスプリンガーへの4球目で、ダルビッシュがセットポジションに入ったタイミングでスタート。ダルビッシュは投球モーションに入ってから気づき、途中で二塁側を見たものの、当然動きを止めることはできないため、ほとんど捕手を見ないままでボールを投げた。

 青木は悠々セーフ。そして、投球は90マイル(約145キロ)の速球でストライク。ダルビッシュはここで捕手のチリノスに肩を抱かれながら笑みを浮かべ、二塁の青木を恨めしそうに見つめた。“技あり”の盗塁を決めた青木も思わず笑みを浮かべた。

「CBSダラス」のキャスターを務めるジャレッド・サンドラー氏は「そして…アオキが良き友人のダルビッシュから盗塁を決めた。さらに驚きべきことはダルビッシュがほぼノールックで投球したことだ」とこの様子をツイートした。

 青木は今季4盗塁目もスプリンガーは三ゴロで得点には繋がらず。ダルビッシュが踏ん張った。「9番・左翼」で先発していた青木は、4回の守備からは右翼に回った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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