ファウルゾーンに転がったはずのゴロが…「異常」な軌道が失策を誘い話題に

こすった打球がファウルゾーンからフェアゾーンに…「時空を曲げる能力を持つ魔術師」!?

 カージナルスのアレドミス・ディアス内野手が16日(日本時間17日)、敵地でのオリオールズ戦で“魔法”の一打を放ち、相手のエラーを誘った。ファウルゾーンから戻ってきたゴロの軌道が「異常」と話題になっている。

 8-1と7点リードで迎えた7回、2死走者なしで打席に入ったディアスは、右腕イノアの変化球にフルスイングした。しかし、芯で捉えることは出来ず、バットの先端に当たったボールは一塁ファウルゾーンに転がる。それでも、ディアスは一塁へ向かって猛然とダッシュ。すると、激しく回転していた打球はファウルゾーンからフェアゾーンに戻ってきた。

 イノアも慌てて打球を追いかけ、処理しようとしたものの、ボールが手につかない。ディアスは一塁を駆け抜けてセーフとなった。地元テレビの実況は「これはヒットだ! ワオ!」と声を上げたが、記録は失策に。それでも、ディアスが好判断で走ったことでセーフとなり、続くファムのダメ押し2ランに繋がった。

 MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「金曜日夜、カージナルスがオリオールズに11-2で勝利した試合でセントルイス・カージナルスのアレドミス・ディアス遊撃手はガブリエル・イノアと対戦。彼はカーブボールに踊らされ、バットの先端でボールを打った」と、この場面について解説している。

「ボールはファールゾーンを転がった。『ファールゾーンに向かって転がっていった』のでもなければ、『ファールゾーンを転がっていくかのように思われた』わけでもない」

 このように指摘した上で、試合後にディアスが「だから一生懸命走るんだ。(フェアになる)可能ががあると思った」と話していたことも紹介。そして、「物理の異常、もしくはアレドミス・ディアスは時空を曲げる能力を持つ魔術師なのだろうか」と記事を締めくくっている。

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