交流戦優勝決定戦、ソフトBがラッキーな先制点奪うも試合は即振り出しに

広島・田中に思わぬ敵…太陽が目に入ってフライを捕球できず

 思わぬ形で先制点が転がり込んだ。勝った方が交流戦最高勝率の座を掴むことになる18日の広島戦(マツダ)。ソフトバンクが初回に1点を奪った。

 先頭の福田が、広島先発の中村祐の真っすぐに詰まらせられたが、投手と二塁手の間に落ちる小フライとなり内野安打に。今宮が犠打で送り、柳田の一ゴロで2死三塁となり、打席には4年ぶりに4番に入った松田。1ボール2ストライクからの4球目。141キロの真っすぐをスイングした打球は、遊撃への平凡なフライとなった。

 落下点に入った広島・田中だが、打球が落ちてくる直前に、いきなり顔をそむけて打球を避けてしまった。太陽が目に入ったようで、そのまま打球はポトリと落ちた(記録は内野安打)。この間に三塁走者の福田が生還し、先制点はソフトバンクに転がり込んだ。

 その裏、広島も反撃する。2死から前日に決勝弾を放った丸が右前安打で出塁し、鈴木が四球で続く。エルドレッドが詰まりながらも中前に運ぶ適時打を放ち、すぐさま試合を振り出しに戻した。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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