2005年世界一の盟友が語るロッテ井口「打席での勝負強さはすごかった」

共にWSを制したピアジンスキー、引退の井口に「お疲れ様でした」

 20日に今季限りの引退を発表したロッテ井口資仁内野手に、メジャー時代の元同僚がエールを送った。送り主は、2005年ホワイトソックスが88年ぶりにワールドシリーズ優勝を果たした時、正捕手を務めたAJ・ピアジンスキーだ。日米通算21年という長きに渡るキャリアを締めくくる井口の決断について、「おめでとう、お疲れ様でした」と話した。

 2005年にホワイトソックスへ移籍した井口は、すぐさま正二塁手として定着した。ダイエー時代は主軸を打っていたが、持ち味の右方向への打撃が買われて2番打者として活躍。当時チームを率いたオジー・ギーエン監督が目指す「つなぎの打線」を実現させた。135試合に出場し、打率.278、15本塁打、71打点、15盗塁。バントや進塁打など数字には表れにくい貢献も大きかったが、ピアジンスキーは違った印象を抱いているようだ。

「守備の上手さは言うまでもないけれど、打席での勝負強さはすごかった。ここでヒットが出れば、ここでホームランが出れば、という場面で、必ずイグチは打ってくれたイメージがある。あの年のチームは、自分の中でも特別な思い入れを持っているんだ」

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