イチロー代打で二ゴロ、チームは8回1死まで無安打も劇的逆転勝ち

ナショナルズ先発シャーザーが8回1死までノーノー

 マーリンズのイチロー外野手は21日(日本時間22日)、本拠地でのナショナルズ戦に代打出場し、二ゴロに倒れた。チームは、ナショナルズ先発シャーザーに8回1死までノーヒットノーランに抑えられたが、敵のミスに乗じて逆転に成功。悪夢を振り払って、2-1で劇的な勝利を収めた。

 イチローは1点を追う6回先頭として先発ストレイリーの代打で登場。両リーグでサイ・ヤング賞受賞経験を持つシャーザーと対戦した。カウント2-1から4球目内角スライダーにバランスを崩され、空振り後に思わず膝をつくと球場からはどよめきが起こった。1球ファウルした後、6球目スライダーを振ったが二塁ゴロ。打率は.216となり、メジャー通算3049安打で、歴代24位ロッド・カルーまで4本のままとなった。

 打線は8回1死まで封じ込まれたが、エリスのボテボテの打球がシャーザーがグラブで弾いて内野安打に。すると、2死二塁からリアルミュートの打球を捌いた遊撃ターナーの一塁送球がやや短く、一塁リンドがファンブル。続くゴードンが死球で満塁とすると、シャーザーの暴投で三塁走者が同点ホームを踏んだ。さらにスタントンが左翼へタイムリーで続き、一気に逆転に成功した。

 勝ち越し打を放ったスタントンは「諦めずに戦い続けた結果。小さなきっかけが大きな勝利を呼ぶこともある」と笑顔を見せた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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