青木宣親が今季3度目“猛打賞” MLB通算724安打で“日本出身選手”単独3位に

イチロー、松井氏に次いで“歴代単独3位”、ロバーツ監督を上回る

 アストロズの青木宣親外野手は22日(日本時間23日)、敵地でのアスレチックス戦に「9番・左翼」で先発出場し、5打数3安打1得点と活躍した。アストロズは12-9で勝利して4連勝。青木はメジャー通算724安打として、日本生まれの選手では“歴代単独3位”に浮上した。

 アストロズは初回、先頭打者のスプリンガーが左手に死球を受け、いきなり負傷交代となる。しかし、相手先発ハーンの制球が安定せず、その後は2連続四球で無死満塁とすると、ベルトランの犠飛で先制。さらに、続くガティスも犠飛で、無安打で2点を先制した。

 青木は続く2回、1死一塁で最初の打席に入ると、ライトへの二塁打。1死一、三塁とチャンスを広げ、続くマリスニックの3ランを呼び込んだ。アストロズはこの回、一挙8得点。2回で10-0と大量リードを奪った。

 青木は3回先頭でもセンター前ヒット。5回2死走者なしでは、レフトへの二塁打を放った。7回は中飛、9回はニゴロに倒れたものの、今月11日のエンゼルス戦以来となる今季3度目の猛打賞、10度目のマルチヒットで大勝に貢献した。

 青木は前日に1安打を放ち、マーリンズのイチロー外野手(3049本)、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(1253安打)についで、沖縄県那覇市出身の現ドジャース監督デーブ・ロバーツ氏(721安打)と並ぶ“日本出身選手”歴代3位タイに浮上していた。この日の3安打で724安打として、同単独3位に。打率は.277まで上昇してきた。

 アストロズは4連勝で50勝24敗とア・リーグ西地区首位を独走中。負傷交代した今季21本塁打のスプリンガーは検査の結果、骨には異常がなく、23日(同24日)以降は状態を見ながら出場するかを決めていくという。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY