MLB屈指の巧打者と日本が誇る安打製造機に類似点!?「僕はカナダのイチロー」

自己最速ペースで本塁打量産のボット、「カナダのイチローと思ってくれ」

 過去5度の出塁率1位に輝いているレッズのジョーイ・ボット内野手は、生涯打率も.312とハイレベルな数字を誇り、パワーヒッターというよりは中距離打者、巧打者のイメージが強い。ただ、今季はここまでナ・リーグ2位タイの20本塁打をマーク。2010年には37本塁打を放ち、シーズン20本塁打以上も過去7度あるとはいえ、今季は45本塁打ペースと自己最多を更新する勢いだ。

 まさに“イメチェン“とも言える活躍で、自身初となるオールスター戦のホームラン競争参戦の可能性も浮上する中、ボットは地元メディアの取材に対して、「僕のことをカナダのイチローと思ってくれ」と発言。同じヒットメーカーながら、打撃練習では柵越えを量産する背番号51を引き合いに出して、ホームラン競争優勝に自信をのぞかせたという。地元紙「シンシナティ・エンクワイヤラー」電子版が伝えている。

 同紙は「ボット『僕をカナダのイチローと思ってくれ』」とのタイトルで特集を組んだ。記事では、「もし打診されれば、ジョーイ・ボットは来月のオールスターゲームのホームランダービー出場を検討するだろう。今のところ打診されていないが」と現状を説明。そして、ボットが昨年までのメジャーキャリア10年でホームラン競争に1度も出ていないものの、2010年は参戦寸前で叶わなかったことなどに言及している。

 その上で、「ひとたび参加すれば、他の選手と同じ程度優勝するチャンスがあると彼は信じている」と紹介。本人が「勝てると思っているかって? もちろんさ」と話しており、「チームメイトも誰も疑わない」という事実も指摘している。

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