“エースの風格”漂うソフトB東浜、前回完封劇とは異なる感覚で「自信に」

女房役に感謝、「話し合いながら積み重ねていっての完封」

 23日、ソフトバンクの東浜巨が、今季初の完封勝利を挙げた。被安打7で毎回のように走者を出しながらも、粘り強く123球を投げて西武打線をシャットアウト。東浜の完封勝利は、2013年10月5日の日本ハム戦以来、4年ぶり2度目となる。

 苦しい立ち上がりだった。初回、先頭の秋山翔吾に際どいコースを見極められ、いきなり四球を与えた。それでも東浜は「そういう(際どい)ところに投げた“攻めていった四球”なので」と、まったく気持ち的に慌てることはなかったという。

「あれで(今日の)自分のストライクゾーンがわかった。むしろ早い段階でそれがわかったのはよかったと思う。四球を出すことはよくないけど内容は悪くなかった」

 後の打者2人をピッチャーゴロと併殺打に打ち取って難なく初回を投げ終えると、すぐに味方が1点を先制してくれた。2回も「(リードは)ないものと思って投げた」と、再び先頭を出しながらも併殺打で切り抜けた。

「自分の状態があまりよくない中で、変化球を散らしていけた。(甲斐)拓也のリードに感謝ですね」

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