後半戦フル回転に備えたハム浦野 首位楽天戦へ「粘り強く投げたい」

右肩痛から復活した今季は3勝1敗、防御率3.08

 日本ハムの浦野博司投手が25日、本拠地での楽天戦に先発する。

 右肩痛から復活した今季は、3勝1敗、防御率3.08と安定した数字を残している。今季初対戦となる楽天打線を相手に「低めに丁寧に、打たせて取ることを意識して投げたい」と持ち味を存分に発揮するつもりだ。

 前回登板した6月8日広島戦で初黒星を喫した後、出場選手登録を抹消された。後半戦のフル回転に備えて、首脳陣が意図的に登板間隔を空けたもの。その期待に応え、調整登板した16日のイースタン・リーグ楽天戦では5回1安打無失点と完ぺきに仕上げた。「調整はしっかりできたので、しっかり結果を出せるように」と浦野はうなずいた。

 気をつけるのは、先制点を許さないこと。8日の広島戦では初回に鈴木に2ランを許して、流れを呼び込めなかった反省を生かす。「序盤戦が課題。先に点を取られないように粘り強く投げたい」と力を込めた。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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