日ハム大谷、復帰3日目も出番なし ベースランニングは「今は60~70%」

栗山監督「札幌のファンのみなさんみ見せたかった」も…「行くところは行く」

 日本ハムの大谷翔平投手は、25日の楽天戦(札幌ドーム)も出場機会がなかった。

 初回に3点のビハインドを背負った打線は、楽天の岸、久保のリレーに5安打0封負け。前日24日は延長10回2死一、二塁でネクストバッターズサークルに立ち、代打としての出番に備えた大谷だが、この日はグラウンドでバットを握る場面はなかった。

 試合後に栗山英樹監督は「使う場所がなかったから、悔しくてしょうがない。札幌のファンの皆さんに見てほしかった。ただ、無理やり使うということではないので」と話した。23日の出場選手登録時から代打で起用する場面は想定しており「行くところは行く」と続けた。

 完全復帰への確認作業はこの日、一歩前進した。試合前、左太もも裏の故障後初めてスパイクを履いてベースランニングを行った。福島チーフトレーナーは「今は60~70%でしか走らせていないです。この後は今のことを継続しながら、実戦に近いところになっていくと思います」と説明した。

「特に問題なかったです」とベースランニングを振り返った大谷。27日から始まる敵地でのソフトバンク3連戦で出番を待つことになる。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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