ソフトB上林、ファン投票で初球宴 打率3割超も「僕が選ばれていいのかな」

記録にも記憶にも残る活躍、「いい勉強が出来ればいい」

 初めてのオールスターに胸躍らせた。パ・リーグ外野手部門で3位に食い込み、ファン投票での球宴出場を掴んだのは、ソフトバンクの上林誠知外野手。「オールスター出場は初めてなので、とても嬉しく思っています。オールスターに出る選手は本当に凄い選手ばかりなので、いい勉強が出来ればいいと思っています」と語った。

 初の球宴出場を、栄えあるファン投票選出で掴んだ21歳は今季、熾烈なソフトバンクの外野手争いを勝ち抜き、定位置を獲得。5月2日の西武戦(ヤフオクD)で1試合2本塁打、翌3日の同戦では満塁本塁打、そして5日のロッテ戦(ZOZOマリン)では決勝のソロ本塁打と記録にも、記憶にも残る活躍を見せた。ここまで66試合に出場し、打率3割台をキープ。8本塁打27打点をマークし、強力ソフトバンク打線の中でも存在感を発揮している。

「すごい選手ばかりのパ・リーグの中で選んでいただいて光栄に思いますけど、自分が選ばれていいのかなっていう気持ちもあります」。名だたる外野手を押さえての選出に、こう謙遜した上林。「いつもと雰囲気が違うと思うのですが、緊張する中で、試合に出れば、何とかヒットを打ちたい。ベンチなどではスター選手がいっぱいなので、色々な話が出来ればいいと思います」と控えめに、球宴での目標を語っていた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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