ソフトBが4発で接戦制す、今季最大の貯金20 デスパイネが豪快決勝弾

デスパイネは復帰後初本塁打、日ハムは大谷が復帰初安打のタイムリーも…

 ソフトバンクが3カード連続の勝ち越しを決めた。28日の日本ハム戦(ヤフオクD)。追いつ追われつの接戦となったが、8回にデスパイネが勝ち越しの19号ソロを放ち、これが決勝点に。追いすがる日本ハムを6-5で下し、貯金を今季最大の20に乗せた。

 この日も先手を奪ったのはソフトバンク。2回2死から川島が3号ソロを放つと、続く甲斐にも2者連続アーチとなる3号ソロが飛び出し、2点のリードを奪った。3回に先発の武田が、味方の失策絡みで3点を失い、試合をひっくり返されたが、その直後に1死三塁から柳田が左犠飛を放ち、すぐさま同点に追いついた。

 4回には2死二塁から、甲斐が右越えの適時二塁打を放って勝ち越しに成功。5回に、日本ハム・大谷の復帰後初安打となる左前適時打でまたも同点とされたが、その裏に今宮が勝ち越しソロを放った。8回2死二塁で、中田が中越えの適時二塁打を放って三度同点とされたが、キューバ人助っ人が、右太もも裏肉離れから復帰後初アーチとなるソロ本塁打を放って試合を決めた。

 約2か月半ぶりの先発となった武田は、序盤から制球を乱す場面があり、6つの四球を出して5回途中8安打4失点で降板。復帰戦で白星を挙げることは出来なかった。

 日本ハムは4連敗で3カード連続の負け越し。先発の加藤が3本の本塁打を浴びるなど、5回途中5失点でKO。同点とした8回にはマーティンが決勝のソロを浴びた。前日も3本塁打を打たれており、2試合で7被弾と一発に泣かされた。

 前日に左太もも裏肉離れから80日ぶりに復帰後初出場を果たした大谷は、この日は1点ビハインドの5回2死一、二塁で代打で登場すると、復帰後初安打となる左前適時打。前日1安打に終わった打線もソフトバンクを上回る12安打を放ったが、競り負けた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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