横浜名物「ヤスアキジャンプ」が米国で話題に MLB公式サイトの特集に登場

DeNA守護神の登場シーンに注目「ロードでも続けている」

 横浜スタジアムの9回を揺らす名物「ヤスアキジャンプ」が海を越えて米国で話題になっている。「この日本リーグのクローザーはブルペンから、おしゃれなスポーツカーに乗る」とのタイトルで特集したのはMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」だ。

 記事では、かつてはメジャーリーグでも抑え投手がベースボールキャップをあしらった特製カートなどでブルペンからマウンドに向かっていたものの、現在は投手が歩いてプレートに赴いていることを紹介。カブスの上原浩治投手はブルペンから走って登場するが、マウンドに颯爽と向かう際に流れる登場曲「サンドストーム」でスタンドを熱狂させている。

 そして、NPBの人気クローザーも注目を集めている。

「ブルワーズがブルペン用のハーレー・ダビッドソンを引退させたことで、ブルペンカーは公式に1995年になくなってしまった。幸運なことに、この伝統は太平洋の向こうで生きている。観衆が完全に熱狂する中、横浜DeNAのクローザー、ヤスアキ・ヤマサキはスポーツカーの上から試合に乗り込むのだ」

 記事では、DeNAの山崎康晃投手の登場場面について、このように言及。そして、2015年シーズンにDeNA公式ユーチューブチャンネルが公開した「3万人の康晃ジャンプ!!」という動画を紹介している。

 出番を待つ背番号19の登場曲「Kernkraft400」の電子音が鳴り響いた瞬間、スタンドのファンが熱狂。「ヤ! ス! ア! キ!」の大合唱とともに飛び跳ねる中、山崎康がオープンカーでブルペンから現れる、日本ではおなじみの映像だ。「Cut4」は「ベイスターズのファンはロードでもこの伝統を続けている」とし、東京ドームの巨人戦でスタンドで「ヤスアキジャンプ」が沸き起こる動画も掲載した。

 今季は一時、配置転換となったものの、クローザーに復帰。28日現在で1勝1敗8セーブ11ホールド、防御率1.20と圧巻の活躍を見せている山崎康。横浜スタジアムの名物と化した「ヤスアキジャンプ」で一気にアメリカにも名前を馳せることになった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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