日ハムがキューバ出身27歳外野手獲得 メキシコLで打率.385「起爆剤として」

4割打者近藤ら負傷者続出の日ハム、栗山監督「活躍をおおいに期待」

 日本ハムは29日、メキシカンリーグ前ドゥランゴ・ジェネラルズ所属の新外国人ヤディル・ドレイク外野手と契約合意に達したと発表した。背番号は「52」となる。

 ドレイクは身長183センチ、体重90キロの27歳。キューバ出身で右投げ右打ちの外野手だ。2014年アマチュアフリーエージェントとしてドジャースと契約。しかし、メジャー昇格経験はなく、16年は2Aで19試合出場、打率.109。今年はメキシカンリーグで71試合に出場し、打率.385、14本塁打、61打点の好成績を残している。

 ドレイクは「北海道日本ハムファイターズの一員となり、大変光栄です。以前、ファイターズに所属していたミチェル・アブレイユ、ホアン・ミランダ両氏から、球団の素晴らしさ、そして北海道の人々の温かさをたくさん聞かせてもらいました。新たなチームメイトと共に、熱狂的なファイターズファンの皆様の前でプレーすることを、今から待ち遠しく思います。日本一連覇を目指し、諦めず戦い続けるファイターズに少しでも貢献出来るよう、常に全力でプレーすることをお約束いたします」とコメント。

 また、栗山英樹監督は「今季、メキシカンリーグでの好成績に注目していました。キューバ、アメリカ、メキシコでプレーし、2015年のプレミア12でも来日するなど国際経験が豊かで、日本の野球にもうまく順応してくれるでしょう。パワーだけでなく、コースに逆らわず打てるしなやかな打撃と、そつのない外野守備が印象的です。故障者の多い現状にあって、後半戦の巻き返しに必要な起爆剤として、活躍をおおいに期待しています」と期待を寄せた。

 日本ハムは開幕から打率.407と好調だった近藤健介捕手がヘルニアの手術を受けるなど、負傷者が続出している。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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