ハム大谷翔平、7月1日2軍西武戦で今季初登板へ 栗山監督明言「状態良さそう」

登板へ準備、29日ホークス戦、30日ロッテ戦は欠場

 日本ハムの大谷翔平投手が、7月1日のイースタンリーグ・西武戦(鎌ヶ谷)で今季初めて投手としてマウンドに上がることが決まった。29日のソフトバンク戦(ヤフオクD)の試合前に栗山英樹監督が「1日にファームで投げさせるから、今から帰す。準備させる、しっかり。状態は良さそうなんで、思った通りに来ているので、1日にファームで投げさせる」と明らかにした。

 左太もも裏の肉離れで約2か月半、離脱していた大谷。23日に1軍復帰を果たし、27日のソフトバンク戦で代打で復帰後初出場。28日には代打で復帰後初安打となる左前適時打を放った。だが、今季は昨季の日本シリーズで痛めた右足首の影響で投手としての登板はなし。今季出場した10試合はすべて打者としての出場だった。

 ブルペンでの投球練習は再開させている大谷の状態について、指揮官は「スピードは出ている。155キロ以上は出ている。160キロ近く出ている。スピードが出ることと、投げられることは違うので。何度も言ってきているけど、振るということと、投げるということは出来ている。それ以外の細かいところをチェックしながら、前に進めている」と言う。

 29日のソフトバンク戦、そして30日のロッテ戦(ZOZOマリン)は欠場するが、いよいよ二刀流としての復帰への一歩を踏み出すことになった大谷。「1回投げれば、前に進む。そこを目標にしてきたので、いい形で来れたので、最後のいろいろな準備をさせて1日に投げさせる」と栗山監督は語っていた。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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