楽天が1点差逃げ切りで首位キープ! 助っ人2人で2発4打点、ホークスと1.5差

安楽は今季初勝利

 楽天が首位攻防第1ラウンドを制し、首位をがっちりと死守した。30日のソフトバンク戦(Koboパーク)。ウィーラー、ペゲーロの助っ人2人にアーチが飛び出し、投手陣は強力ソフトバンク打線を3点に抑えてリードを守り抜いた。本拠地での直接対決3連戦の初戦を4-3と白星で飾った。

 初回、主砲のバットが流れを呼んだ。島内、岡島の安打で1死一、二塁とすると、4番のウィーラーが粘った末の9球目、ソフトバンク先発の東浜のシンカーを完璧に捉える15号3ラン。いきなり3点をリードすると、3回には“最強の2番打者”ペゲーロが弾丸ライナーで右翼席に突き刺す18号ソロを放ち、1点を加えた。

 先発の安楽は毎回走者を背負いながらも、粘りの投球。2回に内野ゴロの間に1失点、5回には柳田に2ランを浴びたが、5回8安打3失点で今季初勝利。6回を高梨が無失点で凌ぐと、7回には、いまだ防御率0.00の福山が登板。1死一、二塁を招いたが、長谷川、松田を打ち取り、窮地を脱した。8回はハーマン、そして9回は守護神・松井裕が締めくくった。

 ソフトバンク先発の東浜は2本の本塁打が痛恨だった。4回以降はノーヒットピッチングだったが、7回途中4失点で今季3敗目。打線は楽天を上回る11安打を放ったが、明石の内野ゴロの間に奪った1点と、柳田の20号2ランで奪った3点止まり。あと1本が出ず、連勝は4で止まった。楽天とは1.5ゲーム差と拡大。試合消化数と勝率の関係で、残り2試合に連勝しても、勝率で楽天を上回れなくなり、この3連戦中の首位奪還はなくなった。

今季18号本塁打を放った楽天・ペゲーロ

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