ロッテ石川、突然の変調で危険球退場「申し訳ない気持ちしかない」

益田がピンチ防ぐも6回以降、救援陣が崩れる

 突然の変調だった。ロッテ・石川歩投手(29)が2日の日本ハム戦で危険球を投げ、退場になった。

 5回1死一、二塁で石井一への4球目がヘルメットをかすめ死球になった。4回まで最速148キロの速球にシンカーが切れて、一人の走者も許さないパーフェクトなピッチングが、中田、レアードに速球が甘くなって連打でピンチを招き、突然投球リズムを崩した。

「あのような形で急遽マウンドを降りてしまい、チーム、ブルペン陣、相手打者に申し訳ない気持ちしかありません。すいません。今はそれだけ」と石川。直後、益田が一死満塁の場面で明らかに準備不足ままマウンドに上がったが、気迫はあふれる投球を見せ、市川を146キロの速球、中島卓を126キロの落ちる変化球で連続空振り三振で大ピンチを切り抜けた。しかし6回からリリーフの有吉が大田、松本に連続被弾を浴びて2失点。その後も日本ハムに劣勢を強いられ、3-8で敗れた。ロッテはエースの退場が大きな傷跡を残した。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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