ホークス3連勝で今季最多の貯金23、快投石川を指揮官絶賛「見たまんま」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

石川は7回1安打無失点、チームは12球団最速50勝到達

 ソフトバンクが3連勝で今季最多の貯金23とした。4日のオリックス戦(ヤフオクD)。先発の石川が、7回途中までオリックス打線を無安打に封じる好投を見せ、序盤に奪ったリードを守り抜いた。両リーグ最速で50勝に到達した工藤公康監督は「(石川は)見たまんま。ストライク先行で、緩急も、コントロールもあった。試合に投げながら、成長している」と右腕を称賛した。

 初回、簡単に2死を奪った石川は、小谷野に四球を与えたこそしたものの、無失点の立ち上がり。2回以降は走者すらも許さず、7回1死まで17打者連続でアウトに取った。小谷野にこの日最初のヒットとなる左前安打を浴びて、無安打無得点試合の快挙こそ逃したが、その後の7回1死一、二塁の場面も、T-岡田、中島を打ち取り、ピンチを脱した。

 指揮官は「100球を越えていたし、既往歴もあったので」と過去に肩、肘の負傷があったことを考慮して、7回1安打無失点で中継ぎ陣にスイッチ。それでも、前回登板から2戦連続となる7回無失点の好投に「本人も先発に慣れてきたところもあるだろうし、冷静に自分を見つめられている」と、成長ぶりに目を細めた。

 打線は2回1死一、三塁で上林が中犠飛を放って先制。3回2死一、二塁では松田に14号3ランが出て得点を加え、石川を援護した。楽天が勝ったため、マイナス0.5ゲーム差での2位は変わらないものの、順調に白星を重ねていっている。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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