ソフトB石川を援護した“熱男”松田の会心一撃「満足する1本になりました」

ソフトバンク・松田宣浩【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:荒川祐史】

今季2度目の2戦連発「球宴まで残り6試合全部勝てるように」

 “熱男”の一振りが、先発の石川を強力に援護した。ソフトバンクの松田宣浩内野手が2戦連発となる3ランで勝利を大きくたぐり寄せた。「1点じゃ石川も苦しいだろうと思うので、追加点が欲しいところだった」。1点をリードして迎えた3回に、その1本は飛び出した。

 今宮、デスパイネが左前安打で出塁して作った1死一、二塁のチャンス。ここで打席に入った松田が、オリックス先発の西の真っすぐを捉えた。1ボール1ストライクからの3球目。外角への141キロを捉えると、打球は右翼ホームランテラス席へと飛び込んでいった。14号3ラン。4点差に広げる一撃に「繋ぐ意識でいったらホームランになった。外の球だったんですけど、しっかり自分のスイングで飛ばすことが出来て、満足する1本になりました」と振り返った。

 首位攻防第3ラウンドとなった7月2日の楽天戦(Koboパーク)でもソロ本塁打を放っており、今季2度目の2戦連発。楽天に勝ち越して戻ってきた本拠地ゲームでも快勝し「週末に楽天に勝ち越して帰ることが出来た。チームの勢いはいいので、オールスターまで残り6試合全部勝てるように力を合わせて頑張りたい」。雰囲気作りでもチームに貢献するムードメーカー。チーム状態の良さを、この男のバットが表している。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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