広島緒方監督、中4日で好投の菅野に脱帽「1点1点と攻撃したかったけど…」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

完敗で巨人に連敗、石井コーチ「昨日の試合を引きずっていた」

 広島は5日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に0-5で敗れた。打線が巨人の4投手の前に散発の4安打で三塁も踏めず、今季初の2試合連続完封負けとなった。緒方監督は「攻撃面だけでなく、すべての面で反省するところは反省して、次に活かせるようにやるだけです」と、肩を落とした。

 2年ぶりの中4日先発となった菅野に対して、放った安打は3本のみ。5回に松山と安部のヒットで1死一、二塁としたが、會澤がセカンドゴロ併殺に倒れた。會澤は「ああいう場面で一本出せれば、ピッチャーも楽になるんだけど」と悔しそうな表情。「後半立ち直ってくれるように配球を考えて、結果的に1失点で抑えてくれたのに残念」と、序盤に失点しながら6回まで1点に抑えた先発の岡田を気遣った。

 石井打撃コーチは「昨日の試合を引きずっていた気がする」と声は小さく、「昨日も今日もいいピッチャーで、対策は立てたけど、結果だからね」と残念そうに話した。また、緒方監督は「1点1点という攻撃をしたかったけど、させてもらえなかった」と脱帽の様子で、今季2敗目を喫した菅野については「また後半戦も何度も対戦するはずの投手。次は1点1点という攻撃ができるように」と次に期待した。

 台風や豪雨の影響も免れて行われた2試合で、自慢の打線が沈黙しての2連敗となったが、指揮官は「明日また切り替えて戦っていくだけです」と、自らに言い聞かせるように会見を終えた。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY