ソフトB柳田、“覚悟の出場”で3戦連発&3冠浮上「出る以上はやるしかない」

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・柳田悠岐【写真:荒川祐史】

前日に自打球負傷…2安打で目下3冠も関心なし「それは動く数字ですし」

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が8日、敵地での日本ハム戦で先制の23号2ランを含む2安打3打点と活躍。5-2の勝利に貢献した。

 3戦連発となる豪快な一発でチームを勢いづけた。初回1死二塁で日本ハム・井口のカーブを完ぺきにとらえると、打球はバックスクリーンに飛び込んだ。頭になかったというカーブに体が反応したのは状態が良い証拠。「そうですね。間が長いというか。いいスイングができて良かったです」と納得顔でうなずいた。

 前日は5回の第3打席で自打球を右膝に当てて途中交代。札幌市内の病院で「右膝蓋骨の打撲」と診断されていた。この日は「出る以上はやるしかないです」と覚悟を持って先発オーダーに名を連ね、3回無死二塁の場面でも中前適時打を放った。

 3打数2安打で打率を.324に上げ、リーグトップに躍り出た。本塁打(23本)、打点(75)と合わせて現時点で3冠。だが、柳田は関心を示さなかった。「それは動く数字ですし。他の人もいる。シーズンも長いですし」。目の前に打席に集中し続ける。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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