計168勝vs計6勝の対決…「-0.5差」のパ首位攻防戦、対照的な先発投手が鍵に

楽天・則本昂大【写真:荒川祐史】
楽天・則本昂大【写真:荒川祐史】

前半戦最後に最大のヤマ場、楽天は則本&岸、ソフトBは石川&松本が先発へ

 楽天とソフトバンク。パ・リーグの首位を争っている2チームが、オールスター前最後のカードで再び対峙する。11、12日、ソフトバンクの本拠地ヤフオクドームでの2連戦。両球団にとって、前半戦最後にして、最大のヤマ場となるだろう。

 現在、勝率の差で首位に立っているのは楽天。マイナス0.5ゲーム差の2位で追うソフトバンク。6月30日から7月2日にも、楽天の本拠地Koboパークスタジアム宮城で対戦した際は、ソフトバンクが2勝1敗と勝ち越している。

 ソフトバンクはそこから6連勝。7月7日の日本ハム戦(札幌D)に勝ち、楽天が西武に敗れたため、今季初めて単独首位に立った。だが、楽天は8、9日と西武に連勝。ソフトバンクが9日に日本ハムに敗れ、再び順位はひっくり返り、首位・楽天、2位・ソフトバンクの構図で、再び首位攻防戦を迎える。

 この直接対決、両チームの先発投手が鍵となるだろう。興味深いのは楽天が「2本柱」を据え、ソフトバンクが「2人の新星」を送り込むという、対照的な形になったことだろう。

 楽天は初戦に、今季8試合連続2桁奪三振のメジャー記録に並んだ則本昂大、そして第2戦には、ローテを再編して中9日で岸孝之を送り込む。

 則本は今季、対ソフトバンクは初登板だった4月4日の本拠地でのゲーム1試合のみに登板。この時は6回5安打1失点、8個の三振を奪って勝利投手となっている。

 岸は今季2試合に投げており、1勝1敗。5月14日の敵地での登板は7回4安打1失点で勝利。7月2日の本拠地での試合は7回まで1失点に抑えながら、続投となった8回に掴まり、7回1/3で5安打4失点で負け投手になった。ただ、7回までの投球は安定したものだった。

年俸では楽天「2本柱」が計4億5000万円、ソフトBは「2人の新星」で計1300万円

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