楽天・梨田監督、サファテからV打の銀次を称賛「神がかっている」

楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】
楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】

楽天がソフトバンクに逆転勝利、前半戦首位ターン決める

 楽天が前半戦首位ターンを決めた。11日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。序盤に4点のリードを奪われる苦しい展開だったが、終盤に試合を振り出しに戻すと、9回にソフトバンク守護神のサファテから銀次が決勝打。5-4の逆転劇で首位攻防戦の名に相応しい激戦をモノにした梨田昌孝監督は「4-0から追いついて、勝てたのは大きい」と、選手たちを称えた。

「劣勢どころか、どうなることかと思った」と指揮官。先発のエース則本が初回から3イニング連続で失点し、いきなり4点を先行された。だが、6回にペゲーロが19号ソロを放って反撃の狼煙をあげると、7回に同点とする。1死一、二塁でペゲーロが放ったゴロは一塁内野安打に。さらに内川のトスが高くなる悪送球が重なり、2点差に。なおも2死二、三塁でウィーラーが左前に2点適時打を放って追いついた。

 勝負を決めたのは、銀次だった。9回。ソフトバンクのマウンドにはサファテ。今季無敗を誇る守護神から島内の死球、岡島の四球で一、二塁とすると、銀次が右前へ決勝の適時打。打撃絶好調の男の一振りで試合が決まり、指揮官は「(銀次は)さすがだね。今のバッティングが神がかっている」と目を細めた。

 ソフトバンクに0.5ゲーム差をつけて、首位をガッチリと死守した楽天。12日の第2戦に敗れても、勝率でソフトバンクを上回るため、前半戦を首位で終えることが決定。だが、指揮官は「それは関係ない。明日何とか(勝つと)しか思っていない」と、12日の第2ラウンドに視線を向けていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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